アメリカの製薬会社ギリアド・サイエンシズは10日、重症患者で「レムデシビル」を投与された312人と通常の治療を受けた818人を対象に行った実験の比較データを公表。「レムデシビル」を投与された患者のうち、14日以内に回復したのは74.7%だったのに対して、通常の治療を受けた患者では59.9%にとどまったということです。
また、「レムデシビル」を投与された患者は、通常の治療を受けた患者と比べて、死亡率が62%下がったことも明らかにしています。
ギリアド・サイエンシズ社は、「これは重要な発見で、さらなる治験による裏付けが必要だ」としています。